背景で色が変わって見える ― 同じ色を2つの背景の上で比べる
服を選ぶとき、ロゴの色を決めるとき、商品を並べるときなど、色はいつも別の色の隣に置かれます。同じ色でも、まわりの色によって違って見えることがあります。
この教材では、同じ値の色を2つの背景の上に置いて見比べます。背景の組み合わせは6つあり、3つの課題で、まわりの色による見え方の差を記録します。所要時間は1つの組み合わせで5分ほどです。
課題 1同じ色を、2つの背景の上に置く
左右の真ん中にある正方形の色を見比べてください。同じ色に見えますか?
左右の正方形は、どう見えますか?
左右の正方形は、どちらも同じ値()です。
背景を白にすると、2つの正方形は同じに見えます。違って見えたぶんは、まわりの色による見え方の差です。
課題 2同じに見えるところまで、右の色を動かす
右の正方形の色だけを、3つのスライダーで動かします。左の正方形と同じに見えるところで「ここで同じに見える」を押してください。動かした量が、あなたの目で感じた差です。
課題 3まわりの背景の幅を変える
正方形のまわりの背景の幅を、4段階で変えます。まわりは白い地です。どの幅から、左右の正方形が違って見えますか? 違って見えはじめた幅を押してください。
記録この端末での答え
背景の組み合わせごとに、答えを残します。答えはこの端末の中にだけ保存されます。
| 組み合わせ | 課題1 | 課題2 動かした量 | 課題3 違って見えた幅 |
|---|---|---|---|
| 明るさ ― 灰色を、明るい灰と暗い灰の上に | — | — | — |
| 明るさ ― 青灰を、生成りと紺の上に | — | — | — |
| 色み ― 灰色を、赤と緑の上に | — | — | — |
| 色み ― ベージュを、青と橙の上に | — | — | — |
| あざやかさ ― くすんだ赤を、あざやかな赤と灰の上に | — | — | — |
| あざやかさ ― くすんだ緑を、あざやかな緑と灰の上に | — | — | — |
同時対比とは
同じ色が、隣り合う色やまわりの色によって違って見える現象は、「同時対比」と呼ばれています。M.-E. シュヴルール(Chevreul)が1839年にパリで出版した本の書名にも、「色の同時対比」の語が入っています。
この教材の画面では、左右の正方形に同じ RGB の値を置いています。色の値は同じなので、違って見えたぶんは、まわりの色による見え方の差です。課題2で動かした量(色の差 ΔE*ab)が、あなたの目で感じた差です。
背景の組み合わせについて
6つの組み合わせは、色彩101が作ったものです(色彩101による整理)。「明るさ」の組は背景の明るさを、「色み」の組は背景の色相を、「あざやかさ」の組は背景のあざやかさを、大きく変えています。
この教材について
色彩101の「操作して学ぶ教材」の1本です。答えはこの端末の中にだけ保存され、サーバーには送られません。画面の明るさの設定や、まわりの明るさによって、見え方は変わることがあります。
参考文献
- Chevreul, M.-E. (1839). De la loi du contraste simultané des couleurs et de l'assortiment des objets colorés. Paris: Pitois-Levrault et Cie. リエージュ大学 図書館のデジタル化資料(図版の巻)
感想使ってみてどうでしたか
ご回答ありがとうございました。今後の教材づくりの参考にします。