緑のクイズ 全5問|緑の羽根・ドル紙幣・「みどり」の語源

緑のクイズ 全5問|緑の羽根・ドル紙幣・「みどり」の語源

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身近なようで、実はあまり知られていない「緑」の話。募金の羽根から世界を巡るお札、そして日本語の語源まで——答えを知ると、いつもの緑がちょっと違って見えてきます。全5問、あなたはいくつ分かりますか?

Q1. 春先に配られる「緑の羽根」。この募金は、主に何のために使われている?

  • A. 環境に配慮した公共交通の整備
  • B. 森林づくり・国土の緑化
  • C. 絶滅危惧種の保護活動
  • D. 都市部の公園の清掃
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正解: B(森林づくり・国土の緑化)

「緑の羽根」は緑の週間などに配られ、集まった資金は森を育て、荒れた国土を緑で覆う「国土緑化運動」の基金になります。羽根そのものより、その先の“山を緑にする”という目的を思い出すと、色と行動がきれいにつながりますね。

Q2. フランスの紋章学者ミシェル・パストゥローは、緑を「ある感情を思い起こさせる色」と表現しました。その感情とは?

  • A. 怒り
  • B. 嫉妬
  • C. 希望
  • D. 安心
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正解: C(希望)

パストゥローは緑を「満たされた、あるいは満たされなかった希望を思い起こさせる」色だと述べています。芽吹きの色であると同時に、叶わなかった期待の色でもある——緑が“揺れ動く色”として語られてきた理由がここにあります。

📝 補足

パストゥローは緑を「不安定で、つかみどころのない色」として歴史的にたどった研究者です。信号の「進め」から嫉妬のシンボルまで、緑が正反対の意味を背負ってきたのも、この“揺らぎ”ゆえと言えます。

Q3. 米ドル紙幣が「グリーンバック(greenback)」と呼ばれるようになった理由は?

  • A. 発行した銀行の名前が「グリーン」だったから
  • B. 紙幣の裏面が緑のインクで印刷されていたから
  • C. 緑が自由と平等を象徴する国旗の色だから
  • D. 森林保護の記念に発行されたから
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正解: B(裏面が緑のインクで印刷されていたから)

「バック(back)」はそのまま裏面のこと。裏を緑一色で刷ったことからこの愛称が生まれました。当時のカメラは白黒撮影しかできず、緑のインクは写し取りにくかった——つまり偽造対策の意味もあったのです。デザインが200年近くほとんど変わらないのも、世界中で信頼され流通してきた証と言えます。

📌 ポイント

ヨーロッパの影響を受けた国々の紙幣に緑が多いのは偶然ではありません。緑インクの丈夫さ・偽造しにくさに加え、緑がまとう「信頼」「安定」の印象が、お金という道具と相性が良かったからだと考えられます。

Q4. 日本語の「みどり」。もともとは何を指す言葉だった?

  • A. 深い森の暗がり
  • B. 新芽や若枝など、みずみずしい若い草木
  • C. 海の色
  • D. 苔むした古い岩
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正解: B(新芽や若枝など、みずみずしい若い草木)

「みどり」は本来、色名というより「新芽」「若枝」を指す言葉で、「みずみずしい(みづみづし)」様子と関わる語だったと言われています。赤ちゃんを「みどりご(嬰児)」と呼ぶのも、この“若く生き生きとした”意味の名残だと言われています。緑は色である前に、生命の勢いを表す言葉だったのかもしれませんね。

Q5. 同じ「みどり」でも、「碧」「翠」は緑とどう違う?

  • A. より黄色に近い緑
  • B. より青みがかった緑
  • C. より暗く沈んだ緑
  • D. まったく同じで違いはない
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正解: B(より青みがかった緑)

「碧」も「翠」も“みどり”と読みますが、どちらも青寄りの緑を指します。青に近いぶん、より涼しげでみずみずしい印象に。ちなみにJIS慣用色名の「緑( #3baf75)」は意外にも青みではなく、5Gより黄み寄りの2.5G。同じ緑でも、青に振るか黄に振るかで表情ががらりと変わります。

🎨 例

青みの緑と黄みの緑を並べてみると違いがはっきりします。 - 青寄りのみどり(碧・翠のイメージ):  #009e96 - JIS慣用色名「緑」(やや黄み):  #3baf75 - 黄寄りの若草色:  #bbd347

参考・引用元

  • ミシェル・パストゥロー『緑の歴史』(Michel Pastoureau, Vert : Histoire d’une couleur
  • 公益社団法人 国土緑化推進機構「緑の募金(緑の羽根)」 green.or.jp
  • 米ドル紙幣「グリーンバック」の由来と緑インクの歴史的経緯(米国財務省・造幣に関する一般資料)

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