色覚異常のある小学生の行動と情緒
監修: 色彩101
研究で分かったこと 77 / 80問
クアラルンプールの小学校10校で1,732人を検査し、先天色覚異常のあった男子44人と、年齢・性別・学級をそろえた色覚正常の男子44人の母親に、子どもの行動と情緒の質問紙(CBCL)に答えてもらった研究があります。報告されたのは?
正解
A. 両群とも得点は正常の範囲内だったが、色覚異常のある群のほうが外向的な問題と全体の問題の得点が有意に高かった
解説
マレーシアの研究グループが、クアラルンプールの小学校10校の児童1,732人を検査し、先天色覚異常のあった46人(男子45人・女子1人)のうち男子44人と、年齢・性別・学級をそろえた色覚正常の男子44人の母親に、子どもの行動チェックリスト(CBCL/4-18)に答えてもらいました。両群とも得点はすべて正常の範囲内でしたが、色覚異常のある群は、外向的な問題(p=0.02)と全体の問題(p=0.01)の得点が有意に高く、引きこもり・思考の問題・攻撃的行動の下位尺度でも高い結果でした。母親の回答にもとづく症例対照研究で、色覚異常のある女子のデータは含まれていません。
参考文献
- Thomas, B. A. W. M., Kaur, S., Hairol, M. I., Ahmad, M., Wee, L. H.(2018)Behavioural and emotional issues among primary school pupils with congenital colour vision deficiency in the Federal Territory of Kuala Lumpur, Malaysia: A case-control study. F1000Research, 7, 1834. https://doi.org/10.12688/f1000research.17006.1
監修: 色彩101。この問題は、上の文献・資料を確かめて色彩101が作成しました。