高齢者の色を手がかりにした探索
監修: 色彩101
研究で分かったこと 51 / 80問
若年者12人、加齢した水晶体をまねる眼鏡をかけた若年者12人、高齢者12人(66〜77歳)に、画面上の目標を探す課題をしてもらった日本の研究があります。妨害刺激のある「結合探索」で報告されたのは?
正解
D. 色の条件(赤緑・黄青)は明暗だけの条件より反応が遅く、その差は高齢者と眼鏡をかけた若年者で大きかった
解説
香川大学の研究者が、若年者12人(21〜23歳)、加齢した水晶体の分光透過率をまねる眼鏡をかけた若年者12人、高齢者12人(66〜77歳)に、赤緑・黄青・明暗の3つの色の条件で、目標を探す課題(特徴探索と結合探索)をしてもらいました。妨害刺激のある結合探索では、どの群も色の条件のほうが明暗だけの条件より反応が遅く、その差は眼鏡をかけた若年者と高齢者で大きくなりました。著者らは、高齢者では特に黄青(S錐体にかかわる)の色の見分けの低下が探索に影響するという予備的な証拠だと述べています。各群12人の小規模な実験です。
参考文献
- Tamura, S., Sato, K.(2020)Age-related changes in visual search: manipulation of colour cues based on cone contrast and opponent modulation space. Scientific Reports, 10, 21328. https://doi.org/10.1038/s41598-020-78303-4
監修: 色彩101。この問題は、上の文献・資料を確かめて色彩101が作成しました。