色覚異常と芝生の上の探し物
監修: 色彩101
研究で分かったこと 12 / 80問
芝生の上に置いた赤や黄の目標物を探してもらい、視線を記録したドイツの研究があります。色覚異常のある参加者について報告されたのは?
正解
A. 赤い目標を探す成績は大きく下がったが、いったん見つめた後に見分けを誤ることは少なかった
解説
ミュンヘン大学などの研究グループが、色覚異常のある7人(男性6人・女性1人、21〜45歳)と対照群7人に、視線を記録するカメラを着けて、芝生の上で目標物を探す課題をしてもらいました。機器の不具合で1人を除き、色覚異常の群は6人を分析しました。色と関係のない課題と黄の目標を探す課題では、両群の成績に差はありませんでした。赤い目標を探す課題では、色覚異常の群の成績が大きく下がり、赤い物を見つめた割合も低くなりました(11.9%、対照群は42.4%)。目標を見つめた後の見分けの誤りは少数でした。著者らは、周辺視で目標を選ぶ段階が主に影響していると述べています。
参考文献
- Kugler, G., 't Hart, B. M., Kohlbecher, S., Bartl, K., Schumann, F., Einhäuser, W., Schneider, E.(2015)Visual Search in the Real World: Color Vision Deficiency Affects Peripheral Guidance, but Leaves Foveal Verification Largely Unaffected. Frontiers in Human Neuroscience, 9, 680. https://doi.org/10.3389/fnhum.2015.00680
監修: 色彩101。この問題は、上の文献・資料を確かめて色彩101が作成しました。