イエベ秋(オータム)タイプの似合う色 ― 「深く落ち着いた黄み」の見つけ方

イエベ秋(オータム)タイプの似合う色 ― 「深く落ち着いた黄み」の見つけ方

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イエベ秋(オータム)タイプの色は、色相とトーンの全体図でいうと「黄み寄りの色相 × 深く落ち着いたトーン」の位置に集まっています。この位置を覚えておくと、パレットの色をひとつずつ暗記しなくても、目の前の服やコスメを「秋寄りかどうか」という物差しで判断できるようになります。

この記事では、秋の位置の捉え方に加えて、深い色を見分ける鍵になる「暗さ」と「濁り」の区別を解説します。パーソナルカラーの仕組みそのもの——イエベ・ブルベを分ける「色相」と、4シーズンを分ける「トーン」——はパーソナルカラーとは?の記事で詳しく解説しています。

秋タイプの位置 ― 黄み寄りで、深く落ち着いた

4シーズンは、「色相(黄み寄りか、青み寄りか)」と「トーン(明るさと鮮やかさのまとまり)」の掛け合わせで整理できます。秋タイプの位置は次のとおりです。

黄み寄りの色相青み寄りの色相
明るいトーン春(スプリング)
明るく澄んだ
夏(サマー)
明るくやわらかな
深い・強いトーン秋(オータム)
深く落ち着いた
冬(ウィンター)
鮮やかで対比が強い

「深く落ち着いた」というのは、光を吸い込むような、こっくりとした色あいを指しています。紅葉した葉や、熟した木の実の色を思い浮かべると、この位置に近づきます。シーズン名で色を暗記せず、色相×トーンの位置で捉える——『パーソナルカラーとは?』の記事と同じこの見方を、秋タイプに絞って使っていきます。色相・トーンという言葉は、色の三属性の解説PCCS(色相環・トーン概念図)の解説で確認できます。

「深い」には2つの方向がある ― 暗さと濁り

色の三属性では、明るさ(明度)と鮮やかさ(彩度)を別の軸として扱います。「深い色」とひとことで言っても、どちらの軸で深くなっているかで、色の性格は変わります。

  • 暗い方向 ― 明るさ(明度)を下げた色。黒を少しずつ混ぜていくイメージで、ダークブラウンや深いグリーンがこの方向です。
  • にぶい方向 ― 鮮やかさ(彩度)を抑えた色。灰を少しずつ混ぜていくイメージで、カーキやテラコッタのような、くすみを含む色あいです。

秋の位置は、この2つの方向の重なりにあります。同じ茶色でも、黒に寄せた暗い茶と、灰みを含んだくすんだ茶は、全体図の上では別の場所にある色です。引き締めたい場面では暗い方向、全体をやわらげたい場面ではにぶい方向、と使い分けると、「深く落ち着いた」範囲の中でも選択の幅が広がります。明るさと鮮やかさの組み合わせでトーンが決まる、という整理はPCCSの解説で確認できます。

同じ色相でも、秋寄りに選び直せる

着たい色みが決まっているときは、同じ色相の中で「黄みを含むほう」「深く落ち着いたほう」を選ぶと、秋の位置に近づきます。

  • 黄色なら、澄んだレモン系よりも、濁りを含むマスタードの方向。
  • ピンクなら、青みの淡いピンクよりも、黄みを含むサーモン系で、深みのある方向。
  • 緑なら、青みの淡い緑よりも、黄みを含むオリーブやカーキの方向。
  • 赤なら、青みのワイン系よりも、黄みを含むテラコッタの方向。

まとめ方はシンプルです。①色相は、黄みを含むほうへ。②トーンは、深く落ち着いたほうへ。この2つの寄せ方を知っていれば、どの色みからでも、秋寄りの1色を自分で選べます。具体的な色は、色名データベース(202色)で深い暖色から探せます。

位置から遠い色は、調整して楽しむ

秋の位置からいちばん遠いのは、青み寄りで、淡く澄んだ色です。アイシーなパステルブルー、淡いラベンダー、澄んだ水色などがこのあたりに入ります。着たい色がここにあるときは、次の3つの調整が使えます。

  • 顔から離す。パーソナルカラーが見ているのは顔映りです。ボトムス・靴・バッグなど、顔から離れた場所なら位置から遠い色も自由に選べます。
  • 間に得意色を挟む。淡いブルーの服を着るなら、顔の近くにキャメルのジャケットやスカーフを重ねて、顔にいちばん近い位置へ秋の色を置く方法があります。
  • 同じ色相で、トーンを秋寄りにずらす。青を楽しみたいなら、淡い水色よりも、深みのあるティール(青緑)が秋の位置に近づきます。ピンクが欲しいなら、淡く澄んだピンクよりも深みのあるサーモンピンクの方向。グレーに近い色が欲しいなら、青みのグレーよりも黄みを含むグレージュが秋の色相に近い位置にあります。

パーソナルカラーは、着てよい色の一覧表というより、色を選び直すための地図です。地図の中で自分の位置がわかっていれば、どの色も距離の測り方しだいで楽しめます。

秋タイプの配色例

色どうしの組み合わせ例を、色彩101の配色パターン一覧から3つ選びました。どれも、秋の位置と同じ「深く落ち着いた」範囲でまとまっています。

配色パターン
ベージュからキャメル、茶までを重ねた5色(クラシック)
キャメルと深い赤茶、チャコールの3色(クラシック)
カーキとオリーブを重ねた3色(カジュアル、ナチュラル)

配色を考えるときも、見方は1色のときと同じです。「深く落ち着いた黄み」の範囲から組み合わせると、全体の印象がそろいます。

よくある質問

イエベ秋とブルベ冬は、どう違うのですか?

どちらのパレットにも深い色が入ります。違いは色相と鮮やかさです。秋は黄み寄りで、濁りを含む落ち着いた色が中心。冬は青み寄りで、冴えた鮮やかな色が中心です。同じ深い赤でも、黄みを含む赤茶は秋寄り、青みを含むワイン系は冬寄りになります。

「暗い色」と「くすんだ色」は同じものですか?

別のものです。暗い色は明るさ(明度)を下げた色、くすんだ色は鮮やかさ(彩度)を抑えた色です。秋の位置はこの2つの方向の重なりにあり、どちらの性格が強いかで色の見え方が変わります。詳しくは暗さと濁りの節をどうぞ。

秋タイプでも、明るいパステルカラーを着たいときは?

調整すれば楽しめます。顔から離して使う、顔との間に深みのある得意色を挟む、同じ色相で濁りを含むくすみ系を選ぶ、という3つの方法があります。詳しくは調整の節をどうぞ。

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