ハーマングリッドとは

ハーマングリッドとは
ハーマングリッド(ハーマン格子錯視)とは、白の背景に黒い四角形を一定間隔で並べたときに、白い道筋の交差点に黒い点がぼんやりと見える現象です。Hermann(1870年)が発見したため、その名前が付けられています。

 


 

なぜ、黒い点が見えるのか

ハーマングリッドが起きる理由は私たちの眼の光の感じ方の構造に因るところで、まだ十分に解明されていないところもあり、その詳細は生物学、神経科学、脳科学に及びますので、ここでは割愛させていただきます。


簡単にいうと、「白い交差点の中心は他の白の場所(白い道)に比べて黒との境界までの距離が遠くなり、対比あるいは受容野の影響で交差点の中心が黒く見える」という状態です。ちなみに、交差点の中心を見つめると、その交差点には黒い点は見えません。あるいは交差点を枠で囲うと黒い点は見えません。
 


ハーマングリッドは有彩色の四角形を並べると、その色の薄い色の点が見えます(青色の四角形なら青色の点)。
 

きらめきグリッド(きらめき格子錯視)

ハーマングリッドと同じような現象として、きらめきグリッドというのがあります。下の図は交差点には白い丸が描かれていますが、その丸の中に黒い点がきらめくように見えます。これはハーマングリッドよりもはっきりと短い時間に見えることができます。


(※画像を大きくすると見えやすくなります。)
 

ハーマングリッドを回避する

ハーマングリッドは多くの方にそれほど気にならない錯視ですが、人によっては気になってしまうかもしれません。パンフレットやチラシ、ウェブサイトにおいて、同じようなサイズ・色味の画像を並べるときには、幅を広くとるなどしてハーマングリッドが発生しないようにする方がよいでしょう。

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