服の色の温かさの印象と実際の温度
監修: 色彩101
研究で分かったこと 11 / 80問
14色のTシャツ形の布地を見せて「温かく感じるか」を尋ね、同じ布地にランプの光を当てて温度も測った研究があります。心理的な温かさと実際の温度が一致しなかった例として報告されたのは?
正解
C. 寒色の青の布地の最高到達温度が、暖色の黄の布地より高かった
解説
島根大学などの研究グループが、ポリエステルの布地14色をTシャツ形に切り、冬と夏の背景画像の上に置いて、大学生72人とアパレル従事者34人(計106人)に温熱感を尋ねました。赤や黄の暖色は温かく感じられ、同じ系統の色では濃い色ほど温かく感じられました。同じ布地にレフランプの光を当てて温度を測ると、濃い色ほど高温になった一方、寒色の青の最高到達温度は暖色の黄より高く、心理的な温かさと物理的な温度は必ずしも一致しませんでした。回答者は大学生とアパレル従事者に限られます。
参考文献
- 高橋哲也, 鶴永陽子, 守田朱音, 新井洋二郎, 松場忠(2025)被服の色彩によって受ける心理的な温熱感に対する光照射実験による物理的な検証. 日本家政学会誌, 76(6), 269-283. https://doi.org/10.11428/jhej.76.269
監修: 色彩101。この問題は、上の文献・資料を確かめて色彩101が作成しました。