マクスウェルの1861年の講演と3枚の写真
監修: 色彩101
色の文化と歴史 17 / 37問
J. C. マクスウェルは、1861年5月17日にイギリスの王立研究所で講演「三原色の理論について」を行いました。講演の記録によると、3色の液を通して撮った3枚の写真を重ねて映し、色のついた像を見せています。写されたものは何だったでしょう。
正解
A. 色のついたリボン
解説
講演の記録(『The Scientific Papers of James Clerk Maxwell』第1巻、1890年、445〜450ページ)によると、マクスウェルは赤・緑・青を原色とし、3台の幻灯機で幕に映しました。幻灯機の前には、硫シアン化鉄・塩化銅・アンモニア銅の液を入れたガラスの槽を置きました。色のついたリボンを3つの液を通して撮った3枚の写真は、赤・緑・青の部分を別々に表し、重ねると色のついた像になりました。記録は、赤と緑の像が青と同じように十分に写っていれば、リボンの色どおりの像になったと書いています(449ページ)。
参考文献
- Internet Archive(University of Toronto 所蔵本)「The Scientific Papers of James Clerk Maxwell, Vol. I(W. D. Niven 編, Cambridge: Cambridge University Press, 1890)XXII. On the Theory of Three Primary Colours, pp. 445–450」(2026-10-17 閲覧) https://archive.org/details/scientificpapers01maxwuoft
監修: 色彩101。この問題は、上の文献・資料を確かめて色彩101が作成しました。