深緑(ふかみどり)
#004E2D 落ち着きのある濃い緑色です。古くは濃い藍も深緑と呼びました。日本には緑のことを青と呼ぶ習慣もあったためでしょうね。『新古今和歌集』に次のような歌があります。「深緑あらそひかねていかならむ間なくしぐれのふる神の杉」(後鳥羽上皇)意味としては、「常緑の杉も逆らうことができないのだろうか、(葉をおとすほどの)時雨を受けている古い神杉」ということで、杉が男性からの誘いを断れない女性のようにみえることを歌ったようです。杉の葉の深緑の落ち着きと揺れ動く気持ちの対比が印象的ですね。