セネガルからの贈り物|jamtun(ジャムタン)、アフリカ布を使用したアイテム
「ジャムタン」—
ふだん聞きなれない言葉かもしれません。この言葉は、日本から遠く離れた西アフリカに位置するセネガルの挨拶のひとつです。「セネガルのプラール語という現地の人がしゃべるなかでも、毎日出てくるフレーズなんですよ。」
そうはなすのは、jam tun(ジャムタン)の田賀朋子さん。5年前セネガルで青年海外協力隊として活躍され、帰国後は岡山県矢掛町をメインに活動をされています。
セネガルの村人たちが交わす朝いちばんの挨拶で「昨夜は平和にすごせましたか」という言葉に「ジャムタン(平和にすごせたよ)」と返すことが、セネガルの日常なんです。
平和を大切にしているセネガルの文化を伝えられたら。村でなんども聞いたこの言葉を、自身のブランドに名付けました。
jam tunでは、アフリカ布をつかった洋服や雑貨、アクセサリーを販売しています。
異国情緒なあざやかな色と模様は、眺めているだけでも元気に明るくなれる色彩に溢れています。
平和を大切にしているセネガルの文化を伝えられたら。村でなんども聞いたこの言葉を、自身のブランドに名付けました。
jam tunでは、アフリカ布をつかった洋服や雑貨、アクセサリーを販売しています。
異国情緒なあざやかな色と模様は、眺めているだけでも元気に明るくなれる色彩に溢れています。
商品紹介|リバーシブルのトートバック
商品紹介|Vネックワンピ―ス
商品紹介|カラフルな日傘
現地での活動でアフリカ布に魅せられた
アフリカ布を日本に広めようと活動されているjam tun田賀さん。もともと青年海外協力隊としてセネガルに派遣されたことがきっかけでした。
「現地で特に力を入れていたのはごみ問題でした。今の活動と繋がるのですが、村の市場や道端などいろんなところに、洋服を作ったあとのハギレ布がたくさん捨てられているのが気になっていたんです。」
布と同じように大量に捨てられていたビニール材と組み合わせて、防水仕様のトートバックをつくると、村の人たちから大好評。
「アフリカ人は洋服をオーダーメイドすることが一般的です。特にセネガル人は、年に1回は新しく仕立てた洋服を着てお祭りに出かけるほど、おしゃれな人が多いんですよ。」
廃棄された布を町の仕立て屋さんに持っていき、縫製を協力してもらうことで収入につながりました。
2年間の活動を終えて帰国。日本でも何かできることはないかと考え、セネガルでつくったトートバックを販売することにしました。これがjam tunのはじまりです。
「はじめはセネガルの村から日本へ荷物を送ってもらう方法も、セネガルへの送金の仕方も全くわかりませんでした。」と話す田賀さん。
試行錯誤を繰り返し、少しずつjam tunが広がるようになってきました。
「現地の布で、日本人の目線で着やすい、身につけやすいデザインを心がけています。年齢層も広くて主に30代~50代の方がよく見てくださりますが、中学生の子や70代くらいまで幅広く受け入れてくださっていますね。」
”他にないデザインで目を惹きました。”
”こんな柄を着たことがないけど1回着てみると気分がよくなります。”
”表情も明るくなったと周りから言われて嬉しかった。”
とアフリカ布に魅了されリピートされるお客様も多いのです。
アフリカ布は実はヨーロッパの国によってつくられたことをご存知ですか?アフリカ布が生まれたのは17世紀中頃。当時は、ヨーロッパ諸国がアフリカや東南アジアへ盛んに進出していた時代でした。
所説ありますが、オランダがインドネシアの更紗を工業化し現地で普及させようとしましたが浸透せず、同じ布を経由地のアフリカに持ち込んだところ、アフリカで大ヒット。以来、アフリカ人向けにデザインや技法が開発され、アフリカ布として発展したといわれています。
一般的に赤道に近い国ほど、赤やオレンジなど暖色がきれいに見えるのに対し、離れるほど青や紫の寒色がきれいに見えます。その理由は、赤道は太陽の光が直接(地表に対して垂直に近い角度で)降り注ぐため赤やオレンジの光が入りやすく、赤道から離れるほどに光が拡散され青や紫の色が広がるからです。
また、乾燥している地域ほどはっきりした色みがきれいに見えます。湿気が高いほど濁ったくすんだ色にみえるので、普段から見える色が違います。
「セネガル人と布選びにいくと、彼らはパッと決めるんです。わたしは微妙な色あいに迷っているのに…(笑)」
鮮やかな色の感度が高いセネガル人、絶妙で濁りのある色の色彩感覚がある日本人ならではの面白いシーンですね。普段あまり鮮やかな色を身に着けないかも…という人は、アフリカ布を取り入れることで、異国の色彩感覚を感じるきっかけにもなりそうです。
「現地で特に力を入れていたのはごみ問題でした。今の活動と繋がるのですが、村の市場や道端などいろんなところに、洋服を作ったあとのハギレ布がたくさん捨てられているのが気になっていたんです。」
布と同じように大量に捨てられていたビニール材と組み合わせて、防水仕様のトートバックをつくると、村の人たちから大好評。
「アフリカ人は洋服をオーダーメイドすることが一般的です。特にセネガル人は、年に1回は新しく仕立てた洋服を着てお祭りに出かけるほど、おしゃれな人が多いんですよ。」
廃棄された布を町の仕立て屋さんに持っていき、縫製を協力してもらうことで収入につながりました。
2年間の活動を終えて帰国。日本でも何かできることはないかと考え、セネガルでつくったトートバックを販売することにしました。これがjam tunのはじまりです。
「はじめはセネガルの村から日本へ荷物を送ってもらう方法も、セネガルへの送金の仕方も全くわかりませんでした。」と話す田賀さん。
試行錯誤を繰り返し、少しずつjam tunが広がるようになってきました。
「現地の布で、日本人の目線で着やすい、身につけやすいデザインを心がけています。年齢層も広くて主に30代~50代の方がよく見てくださりますが、中学生の子や70代くらいまで幅広く受け入れてくださっていますね。」
”他にないデザインで目を惹きました。”
”こんな柄を着たことがないけど1回着てみると気分がよくなります。”
”表情も明るくなったと周りから言われて嬉しかった。”
とアフリカ布に魅了されリピートされるお客様も多いのです。
アフリカ布の歴史
所説ありますが、オランダがインドネシアの更紗を工業化し現地で普及させようとしましたが浸透せず、同じ布を経由地のアフリカに持ち込んだところ、アフリカで大ヒット。以来、アフリカ人向けにデザインや技法が開発され、アフリカ布として発展したといわれています。
鮮やかな色彩はアフリカの太陽の光と気候が関係している
アフリカ布の鮮やかな色と柄は、アフリカではごく一般的なもの。日本だと珍しい色彩だと思いますが、この差は色の見え方が違うことが一つ理由かもしれません。一般的に赤道に近い国ほど、赤やオレンジなど暖色がきれいに見えるのに対し、離れるほど青や紫の寒色がきれいに見えます。その理由は、赤道は太陽の光が直接(地表に対して垂直に近い角度で)降り注ぐため赤やオレンジの光が入りやすく、赤道から離れるほどに光が拡散され青や紫の色が広がるからです。
また、乾燥している地域ほどはっきりした色みがきれいに見えます。湿気が高いほど濁ったくすんだ色にみえるので、普段から見える色が違います。
「セネガル人と布選びにいくと、彼らはパッと決めるんです。わたしは微妙な色あいに迷っているのに…(笑)」
鮮やかな色の感度が高いセネガル人、絶妙で濁りのある色の色彩感覚がある日本人ならではの面白いシーンですね。普段あまり鮮やかな色を身に着けないかも…という人は、アフリカ布を取り入れることで、異国の色彩感覚を感じるきっかけにもなりそうです。
これからjam tunがめざすもの
―洋服をながくたいせつにする文化を広めたい
セネガルの文化として、自分で布を選んでオーダーしてつくるという文化がいいなと思っています。日本ではオーダーメイドやセミオーダーはハードルが高い、自分で服をつくる方法が分からないと思いますが、ハードルを下げてもっと面白いこと、楽しいことだというのを広めていきたいです。そして、買って着て終わりではなく、オーダーという形で、きちんと自分のために作られた一着を大切に着るという意識が広まっていってほしいですね。大量生産ではない消費の仕方が普及していけばと思っています。
―セネガルのポジティブな面をみてほしい
上から目線でお金や物資を支援したり建物を整備したりしただけでプロジェクトが終わったということも見てきました。そうではなく、どちらも当事者意識を持ち対等な立場で一緒に頑張るということが持続可能なことだと思います。アフリカにはこんな素敵な布があるんだ、現地の人が作ってるんだ。そんな明るい気持ちでアフリカやセネガルに興味をもつ方が増えたらなと思っています。
「ジャムタン」—
鮮やかで楽しい気持ちにさせてくれるjam tun。身に着けるものをワクワク楽しみながらたいせつにするという文化が、遠い異国のセネガルから布をとおして感じられます。毎日の楽しみの積み重ねが、「今日も平和だった!」と気分よく過ごせるコツなのかもしれません。jam tunのイベント情報やセミオーダーはこちらから
最後までお読みいただきありがとうございます。