面積効果とは・・・
色は見えている色面積が変わると見え方が変わることがわかっています。一般的に明るい色は色面積が大きくなるとより明るく・鮮やかに見えてきます。
そのため色選定を行うときにはできるだけ実物大の色面積で確認しましょう。
住宅などのエクステリアの塗装を検討するときに色見本から選ぶと思いますが、明るい色を塗りたい場合は、実現したいイメージの色よりも若干暗い塗料を選んでおかないと、実際に塗った後に見ると思っていたよりも明るく見えてしまうということになってしまいます。
なぜそんなことが起きるのか
眼から脳にかけての視覚系において、外界からの視覚情報は角膜・水晶体を通して網膜上で結像し(映し出され)、網膜内の視細胞と呼ばれる色や明るさを感知する細胞によって電子信号に変えられ、視神経を通って大脳にその情報が伝達し、色や形を認識するという経路を通ります。
ここでポイントになるのが、網膜内の視細胞は網膜上に均等に配置されていませんということです。
例えば、視神経乳頭には視細胞がなく視覚情報を大脳へ伝えることができないので、盲点(像を映し出さない領域)をつくりだします。
また、中心窩という部分の最も中央部分にはS錐体(視細胞の中で青色を中心に感知する細胞)が無いために、ごく小さな面積の色は青-黄の色判断が弱くなります(小面積第三色覚異常、小視野トリタノピアといいます)。
このような網膜内の特性上、あるいはその他の眼の構造により、色や形は観測条件の違い場合(近くで見るか、遠くで見るか、太陽光で見るか水銀ランプ下でみるかなど)には色の見え方が異なることが分かっています。
眼の構造はすべてが明らかになっていないため確定的なことは言えませんが、色面積が小さくなるとその色み(明るさ、鮮やかさ、暗さなど)の感度が低くなると考えてよいでしょう。
ここでポイントになるのが、網膜内の視細胞は網膜上に均等に配置されていませんということです。
例えば、視神経乳頭には視細胞がなく視覚情報を大脳へ伝えることができないので、盲点(像を映し出さない領域)をつくりだします。
また、中心窩という部分の最も中央部分にはS錐体(視細胞の中で青色を中心に感知する細胞)が無いために、ごく小さな面積の色は青-黄の色判断が弱くなります(小面積第三色覚異常、小視野トリタノピアといいます)。
このような網膜内の特性上、あるいはその他の眼の構造により、色や形は観測条件の違い場合(近くで見るか、遠くで見るか、太陽光で見るか水銀ランプ下でみるかなど)には色の見え方が異なることが分かっています。
眼の構造はすべてが明らかになっていないため確定的なことは言えませんが、色面積が小さくなるとその色み(明るさ、鮮やかさ、暗さなど)の感度が低くなると考えてよいでしょう。
ライター・編集者
カラーオン Mitsuru
カラーコーディネーター自転車店勤務時代にウェブデザイン・チラシデザインの制作、オリジナルデザイン自転車(TVドラマでも使用)の企画を担当したことから色彩の世界へ。 「色彩が社会を元気にする!」をモットーに、多くの人が色・コーディネート・デザインを楽しめるようにコンテンツをご提供しています。