色彩心理とは・・・
色彩が心に影響を与えたり、ある色を選ぶときに特徴的な心の状態があったり、色彩と心には一定の関係があります。当サイトを運営しているカラーオンでも、その色彩と心の関係は仕事や暮らしの中でポイントになると考えています。
「色とは何か?」と言われると様々な答えが出てきます。色は光、色はモノの色、色は眼と脳で見えているなど、物理学や光学・生物学などの科学的な側面や、色は表情(顔色)、色は万物(色即是空)、色は匂いなど精神的な側面があります。
心理的な側面においては、私たち動物は様々な体験を色(光)とともに心に蓄積しています。空の青、海の青。木々の緑。砂の淡い赤みの黄色(ベージュ)。大地は茶色、赤色のものもあります。太陽は赤く空を染めることもあります。このような自然界の様々な色を太古より感じて生きてきています。
加えて、一人ひとり生まれてから様々な体験を色彩とともに蓄積して成長します。生まれた国・地域の文化による色彩体験、あるいは学校や家庭、日々の暮らしの中の色彩体験を記憶しながら生活を行っています。
色彩心理とはこの2つのこと、①おもに太古からの自然界の色彩体験による色と心の先天的な関係、②生まれてからの色彩体験によってつくられた一人ひとりの色と心の後天的な関係によるものです。それらの体験よりある特定の色(単色、あるいは複数色)がその人にとって何かしらの心のフックになっているとき、その深層心理を理解するためのものです。
「色とは何か?」と言われると様々な答えが出てきます。色は光、色はモノの色、色は眼と脳で見えているなど、物理学や光学・生物学などの科学的な側面や、色は表情(顔色)、色は万物(色即是空)、色は匂いなど精神的な側面があります。
心理的な側面においては、私たち動物は様々な体験を色(光)とともに心に蓄積しています。空の青、海の青。木々の緑。砂の淡い赤みの黄色(ベージュ)。大地は茶色、赤色のものもあります。太陽は赤く空を染めることもあります。このような自然界の様々な色を太古より感じて生きてきています。
加えて、一人ひとり生まれてから様々な体験を色彩とともに蓄積して成長します。生まれた国・地域の文化による色彩体験、あるいは学校や家庭、日々の暮らしの中の色彩体験を記憶しながら生活を行っています。
色彩心理とはこの2つのこと、①おもに太古からの自然界の色彩体験による色と心の先天的な関係、②生まれてからの色彩体験によってつくられた一人ひとりの色と心の後天的な関係によるものです。それらの体験よりある特定の色(単色、あるいは複数色)がその人にとって何かしらの心のフックになっているとき、その深層心理を理解するためのものです。
もう少し詳しく考えてみると・・・
色彩検定®を学習された方は、色彩心理という学習カテゴリーで暖色・寒色、進出色・後退色、膨張色・収縮色といった色の見え方・感じ方について学ばれたかと思います。
これらの色の見え方・感じ方は、人が太古より体験してきたことにが要因の一つと考えられます。熱い・温かい太陽や炎が赤や橙をしているために、赤や橙にそれらに温かみを感じると考えられます。物質は温度が上がると赤や橙から白や青白に変わっていきますが、古く暮らしの中でその体験が少ないために白や青白に熱さ・温かさを感じることは基本的にありません。
水の色は透明ですが、海は青系の色をしています。海が青系の色をしている理由は海水が青の光を反射することと空の青が映っているためですが、その色の体験が青系の色に寒さ・冷たさを感じさせる要因の一つと考えられます。
このような暖色・寒色をはじめ、多くの人に共通の色の影響について、色彩検定®では色彩心理として学習するようになっています。
その延長線上で、例えば赤を見るとエネルギーが湧いてきて活動的になったり、外向的になるといったことがあります。またお出かけ前に衣服のコーディネートを考えているときに何気なく赤い服を選ぶときには、その人が積極的な心持ちや刺激を求めている可能性が高いとされます。
ただしこのような色と心への影響・状態の示唆については温度感や距離感よりも不確定で、個人差が認められます。例えば赤に元気を感じる人もいれば、高圧的に感じて委縮してしまう人もいるでしょう。
好きな色・嫌いな色、状況をイメージしたときに出てくる色などは、その人の個人的な体験記憶による部分が大きく、後天的な個別の色彩認識となります。自然界の色のように先天的にDNAに刷り込まれていればもちろん、後天的な色彩体験も普段は意識していない(=無意識)の心理面となります。先天的な体験と後天的な体験によって色彩心理が形成されています。
<基本色と心の関係>
>>赤のイメージ
>>橙のイメージ
>>黄のイメージ
>>緑のイメージ
>>青のイメージ
>>紫のイメージ
これらの色の見え方・感じ方は、人が太古より体験してきたことにが要因の一つと考えられます。熱い・温かい太陽や炎が赤や橙をしているために、赤や橙にそれらに温かみを感じると考えられます。物質は温度が上がると赤や橙から白や青白に変わっていきますが、古く暮らしの中でその体験が少ないために白や青白に熱さ・温かさを感じることは基本的にありません。
水の色は透明ですが、海は青系の色をしています。海が青系の色をしている理由は海水が青の光を反射することと空の青が映っているためですが、その色の体験が青系の色に寒さ・冷たさを感じさせる要因の一つと考えられます。
このような暖色・寒色をはじめ、多くの人に共通の色の影響について、色彩検定®では色彩心理として学習するようになっています。
その延長線上で、例えば赤を見るとエネルギーが湧いてきて活動的になったり、外向的になるといったことがあります。またお出かけ前に衣服のコーディネートを考えているときに何気なく赤い服を選ぶときには、その人が積極的な心持ちや刺激を求めている可能性が高いとされます。
ただしこのような色と心への影響・状態の示唆については温度感や距離感よりも不確定で、個人差が認められます。例えば赤に元気を感じる人もいれば、高圧的に感じて委縮してしまう人もいるでしょう。
好きな色・嫌いな色、状況をイメージしたときに出てくる色などは、その人の個人的な体験記憶による部分が大きく、後天的な個別の色彩認識となります。自然界の色のように先天的にDNAに刷り込まれていればもちろん、後天的な色彩体験も普段は意識していない(=無意識)の心理面となります。先天的な体験と後天的な体験によって色彩心理が形成されています。
<基本色と心の関係>
>>赤のイメージ
>>橙のイメージ
>>黄のイメージ
>>緑のイメージ
>>青のイメージ
>>紫のイメージ
色彩心理・カラーセラピーは何に役立つのか
色彩は先天的・後天的体験により人に影響を与えています。そのために、私たちは色彩を通じて、不安な気持ちの状態の時には楽しくなることを思い出し、自信を無くしたときには自信に満ち溢れていた時の自分を思い出し、人生で調子のよい時にはそれを維持するために心を整えることができます。
カラーセラピーには様々な手法がありますが、先天的あるいは後天的な要因による個別の色彩心理をもとに、特定のシーンに対して抱く色彩イメージよりポジティブな感情を引き出したり、維持することができるものがよいでしょう。
色彩心理、カラーセラピーはカルト的なものでも占い的なものでもなく、個々人の無意識にしまわれている色彩体験を意識的に見つめることで個々人の心を整理するためにあります。カラーセラピスト®は個々人が心を整理するために、寄り添い伴走してくれる人を選べるとよいのではないでしょうか。
カラーセラピーには様々な手法がありますが、先天的あるいは後天的な要因による個別の色彩心理をもとに、特定のシーンに対して抱く色彩イメージよりポジティブな感情を引き出したり、維持することができるものがよいでしょう。
色彩心理、カラーセラピーはカルト的なものでも占い的なものでもなく、個々人の無意識にしまわれている色彩体験を意識的に見つめることで個々人の心を整理するためにあります。カラーセラピスト®は個々人が心を整理するために、寄り添い伴走してくれる人を選べるとよいのではないでしょうか。
ライター・編集者
カラーオン Mitsuru
カラーコーディネーター自転車店勤務時代にウェブデザイン・チラシデザインの制作、オリジナルデザイン自転車(TVドラマでも使用)の企画を担当したことから色彩の世界へ。 「色彩が社会を元気にする!」をモットーに、多くの人が色・コーディネート・デザインを楽しめるようにコンテンツをご提供しています。