
純色、清色、濁色
色は無彩色と有彩色に分けることができます。無彩色は色味がない白、灰色、黒で、どれくらい白いか、どれくらい黒いかで表現されます。次の図は無彩色を大まかに10個に分けたものです。皆さんは何番までを白と呼び、何番からを黒と呼びますか。灰色にもlight、medium、darkといった修飾語がついたり、PCCSでは明度は1.5(W)~9.5(Bk)まで0.5刻みに17段階設定されていますよ。

純色、清色、濁色
有彩色はそれぞれの色相で純色、清色、濁色があります。純色は各色相の中で最も鮮やかな色とされ、PCCSではビビッドトーンになります。
清色は純色に白だけを加えた明清色と、純色に黒だけを加えた暗清色があります。明清色はブライトトーン、ライトトーン、ペールトーンの3つのトーンで、ライトトーンやペールトーンはパステルカラーとも呼ばれます。
暗清色はディープトーン、ダークトーン、ダークグレイッシュトーンの3つのトーンです。渋くて、格好いい印象を作りやすいカラー群ですね。
濁色は純色に灰色を加えた色ということで、ソフトトーン、ダルトーン、ライトグレイッシュトーン、グレイッシュトーンの4つのトーンです。優しさや落ち着きを感じる色のグループになります。

清色は純色に白だけを加えた明清色と、純色に黒だけを加えた暗清色があります。明清色はブライトトーン、ライトトーン、ペールトーンの3つのトーンで、ライトトーンやペールトーンはパステルカラーとも呼ばれます。

暗清色はディープトーン、ダークトーン、ダークグレイッシュトーンの3つのトーンです。渋くて、格好いい印象を作りやすいカラー群ですね。

濁色は純色に灰色を加えた色ということで、ソフトトーン、ダルトーン、ライトグレイッシュトーン、グレイッシュトーンの4つのトーンです。優しさや落ち着きを感じる色のグループになります。

色彩心理
カラーコーディネートは色彩調和と色彩心理を考えながら色を選びます。色彩調和は例えば、同じトーンから選ぶ、あるいは類似トーンから選ぶ方法がありますが、純色、清色、濁色のグループから選ぶことも可能です。統一感と変化を意識しながら選ぶといいですよ。
色彩心理について、同じ赤の色相でも純色と清色、濁色では与える印象や気になる時の心境が異なります。赤に限らず彩度が高くなるほど活動エネルギーが高い状態(あるいは高い状態になる前段階)になります。濁色はエネルギーを抑えた状態、次の準備をしている状態かもしれませんね♪
エネルギーを抑えた状態というと、暗清色のダークトーンやダークグレイッシュトーンも想像しますが、これらの色が気になる時は濁色に比べてエネルギーがある場合が多いでしょう。黒を求めるときは意外とエネルギーがあるかもしれませんね。
色彩心理について、同じ赤の色相でも純色と清色、濁色では与える印象や気になる時の心境が異なります。赤に限らず彩度が高くなるほど活動エネルギーが高い状態(あるいは高い状態になる前段階)になります。濁色はエネルギーを抑えた状態、次の準備をしている状態かもしれませんね♪
エネルギーを抑えた状態というと、暗清色のダークトーンやダークグレイッシュトーンも想像しますが、これらの色が気になる時は濁色に比べてエネルギーがある場合が多いでしょう。黒を求めるときは意外とエネルギーがあるかもしれませんね。
ライター・編集者
カラーオン Mitsuru
カラーコーディネーター自転車店勤務時代にウェブデザイン・チラシデザインの制作、オリジナルデザイン自転車(TVドラマでも使用)の企画を担当したことから色彩の世界へ。 「色彩が社会を元気にする!」をモットーに、多くの人が色・コーディネート・デザインを楽しめるようにコンテンツをご提供しています。