色名一覧

色名の由来・物語

茜色(あかねいろ)と類似色、類似色コーディネート

茜色(あかねいろ)
  • 茜の根からとった色素で染めた赤色で、やや暗い赤色です。
  • 秋の代表的な色で、夕暮れや紅葉を表すときに使用されることが多いようです。
  • 「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」(万葉集)
    …天武天皇(天智天皇の弟)と天智天皇に愛された額田王が読んだとされる詩。天武天皇が袖を振る(=求愛行動)するのを番人が見ていないかと心配になる気持ちを読んでいる。夕暮れか茜色の空に照らされた紫の花に揺れ動く心情、切なさを感じます。
  • 秋茜(あきあかね)とは胴体が赤い蜻蛉の総称です。秋の実りを迎え、黄金に色づく稲穂の上を飛び交う赤とんぼと茜色に染まっていく空との風景は、いかにも日本らしいですね。
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